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アイルトン・セナ F1初ポール&初優勝

1985.4.21 ポルトガル・グランプリ(エストリル)

大雨のエストリルでF1初のポール・ポジションと優勝を飾ったアイルトン・セナ

予選で自身初となるポール・ポジションを獲得したアイルトン・セナ(ロータス・ルノー)が、大雨となった決勝でも一度もトップを譲ることなく初優勝を飾りました。

一年前のモナコ・グランプリで、やはり雨の中、首位を走っていたマクラーレン・ポルシェのアラン・プロストをトールマン・ハートのセナが、もう少しでかわそうかというところで、レースが赤旗により中止され、お預けとなっていた初優勝を、それよりもひどいコンディションの中で奪い返した勝利でした。

セナにとっては、F1挑戦2年目、わずか16戦目での快挙です。

実際、このポルトガル・グランプリは最初からセナのものでした。
金曜と土曜の4回のセッションのうち、3度まででセナがトップ・タイムを記録しポールを獲得。レースでもスタート・トゥ・フィニッシュのうえ、ファステスト・ラップもセナがマークしてました。

ロータスのセナとデ・アンジェリスが後続を従え1コーナーへ進入

しかも、2位のミケーレ・アルボレート(フェラーリ)以外は全車周回遅れ。そのアルボレートにさえ1分以上も差をつけての完勝でした。

完勝だったセナの後方では、出走26台中、完走わずか9台のサバイバル・レースとなっていました。

スタートで2番手につけたのは、セナのチーム・メイトのエリオ・デ・アンジェリス(ロータス・ルノー)。序盤からタイヤにスローパンクチャーが発生してい た彼は、セナを追うことが出来ず、逆に3位のアラン・プロスト(マクラーレン・ポルシェ)とバトルを展開します。

初優勝の表彰台 喜びいっぱいのセナ

デ・アンジェリスより明らかに速かったプロストですが、大雨で視界が遮られ、なかなか前に出ることが出来ません。

そして、雨がいっそう強くなった30周目、デ・アンジェリスのスリップ・ストリームからプロストが右へ抜け出そうとステアリングを切った瞬間、大スピンを演じ、ガードレールにクラッシュ。ポイントを取り損ねてしまいました。

この時点で、アルボレートは既にデ・アンジェリスの背後に迫っており、43周目、タイヤの状態が更に悪くなってきていたデ・アンジェリスをパス。2番手に上ります。

レース終盤、「順位を気にせず、ドライビングにだけ集中した」と語るパトリック・タンベイ(ルノー)もスロー・パックチャーのロータスをかわし、終わってみると本人も驚く3位表彰台を獲得。

今回のロータスの優勝はコーリン・チャップマンが他界して以来初のものであり、セナにとっては、生涯獲得する65回のポール・ポジションと41回の優勝の、それぞれ最初となるものでした。

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